インターネット投票は選挙の“バリアフリー”?
未来の投票の様子ってこんな感じかもしれない・・
つくば発で初の挑戦がはじまった!
2021年7月、つくば市にある茨城県立並木中等教育学校で生徒会選挙が行われました。 この生徒会選挙は、これまでにない画期的なもの。 4年生(高校一年生)の生徒たち約160人が、スマホを使った本格的な投票に参加したのです。 他に例がない初めての投票に、期待あり、不安あり・・
そして、投票当日。
スマホの投票画面にうまく遷移しない・・IDがうまく認証できない・・など
初のインターネット投票ならではのトラブルも。
そんな中で130人の生徒がスマホからの投票にこぎつけました。
同時に行われた紙による投票は、集計に100分かかりましたが
インターネット投票の集計にかかったのは、たったの5分。
この圧倒的な差に、皆、驚きの声を上げました。
そして10月、インターネット投票は次のステージへ。
つくば市の茗溪学園では、全校生徒1500人が生徒会選挙にインターネット投票で参加しました。
7月の並木中等教育学校での投票では『校内限定、決められた時間内にスマホから』という制約があったのに比べ、
『いつ、どこからでも、スマホでもPCでもOK』と制約をことごとく排除。
海外留学中の生徒や、体調を崩して欠席した生徒も、インターネット投票に参加し、
多様な投票の仕方が生まれました。
いつでも、だれでも、どこからでも・・まさに、これがインターネット投票の目指す道。
投票に行くことに、なんらかの障壁を抱えている人はたくさんいます。
投票所までの距離や交通手段がハードルになる人もいれば、
投票所に行く時間が取れない人も、様々な理由で家から出られない人もいる。
投票する人にとっての制約がなくなる選挙を実現したい。
つまりそれは“選挙をバリアフリーにする”ということ。
つくば市は、選挙をバリアフリーにするための仕組みを2018年からチームを組んで構築してきました。
それは“つくばスーパーサイエンスシティ構想”が目指す未来のひとつの形。
2022年3月、この構想が国の指定を受けたことで、さらなる飛躍へ
目指すは、2024年の市長選、市議選でのインターネット投票の本格導入です。
FEATURES
インターネット投票を目指すチームメンバーの
インタビューをFEATURES(特集)します。