TSUKUBA TOMMOROW LABO

FEATURES2020.01.28

『ガ筋肉(マッスル)』(VR+腹筋ローラー)つくば産!ご当地スポーツ紹介②

2月2日のイベント当日は、つくばセンタービルの廊下で楽しめるVR競技「ガ筋肉(マッスル)」!一体どんなスポーツなんでしょうか。チームリーダーの筑波大院生 天野さんにお話を伺いました!

-ガ筋肉(マッスル)とは?

筑波山は傷を治す「ガマの油」が有名です。「我慢する」と「ガマの油」と、「筋肉(マッスル)」をかけました。ストーリーとしては、『ガマがセンター地区に攻めてきた。つくば駅前が占拠され無法地帯になったところをみんなで協力してガマを倒す! 』そんな設定になっています(笑)リアリティはないですが、とにかく楽しんでほしいです。

 

-ガマに襲われる(笑)どうやって競技をたのしむのでしょう?

アブローラー(腹筋を鍛える車輪のついた棒)で伸縮運動をすることで、画面上のキャラクターを動かします。キャラクターを動かすために、体験者はアナログな動き(運動)をしなくてはなりません。ゲームの目的は、制限時間内にガマを倒しつつ他のチームよりガマの油を多く集めることです。ガマの油以外に、芝やロボットといったつくばらしいものを画面上に取り入れています。

 

VR(バーチャルリアリティ)は現実を真似ればいいもの。キャラクター(ロボット)の車輪部分を腹筋ローラーにして、見立てました。必ずしも本物を体験するわけではないですが、リアルに感じられることがVRの大事なところ。今回はみんなで楽しめる体験に重きを置いています。ついでに運動できればいいかな、くらいで(笑)ニンテンドースイッチのリングフィットの筑波verだと思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。

 

-チームメンバーは?

僕を中心に岩田研究室のメンバー、研究所勤務の松井さんと、1回目アイデアソンに参加してくれた今田くんがslack上でコメントをくれて遠隔で参加してくれています。2回目のアイデアソンに来てくれた方は、スポーツをつくるワークショップなのにはんだ付けをしてもらったんですが、すごく喜んでくれました。普段はんだとか付けないですもんね(笑)

(はんだ付けの様子)

 

 

-2019年のIVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)で、天野さんのチームは優勝されていますね。大会出場のきっかけや優勝作品「VR消火体験-炎舞-」について教えてください。

VRの研究室にいるからといって、学外の大会に出ることは義務ではありません。そもそも「作りたい」というモチベーションがみんなあります。研究するのは楽しいけど、評価したり論文にまとめたりするのは研究であって遊びではありません。もちろんやるからには真面目にやりますが、作りっぱなしで楽しさを追求する機会も欲しい、そんな中での大会出場でした。

炎舞は消防隊員になったという設定で、さまざまな場面の消火をしていきます。熱風やホースの重みも再現しました。ゆくゆくは消防署などでも導入してもらいたいです。

 

さまざまな案が15-6案ほど出て、最終的に社会貢献要素を入れたいと消火体験になりました。個人的には漫画「犬夜叉」に出てくる登場人物の「風穴」という技をVRで体験できるというものもやってみたかったんですが(笑)VRは「疑似体験」なので、体験した人が「ああ、それやわ!」と思ったらそれなんです。なので、漫画のキャラクター体験なんかもVRではできたりします。

-2月2日は筑波大学でこの作品を体験できるんですよね。

そうです。同時開催する「VR運動会」では、筑波大学のエンパワースタジオで身体を動かす仕組みのVRを6種体験できます。ゲーム性もあるので飽きません。普段たくさんの方の目に触れることがないので、見てもらえたらと思います。お金をかけずにできる消防体験なので、ぜひ!笑

 

VR運動会の詳細はこちら

http://eva.vrlab.esys.tsukuba.ac.jp/vr%E9%81%8B%E5%8B%95%E4%BC%9A

※つくば駅前からシャトルバスが運行します。

 

-意気込みをお願いします!

ガ筋肉(マッスル)自体も、来年度以降引き続き改良していって、いろんな場所で楽しめるようになれればいいなとも思っています。単純なつくりなのでどこへでも持っていけますし。腹筋ローラーの動きの替わりに車椅子が前後する動きも検知できたり、運動の強度も変えることができるので、老人ホームへの導入なんかも熱いなと思いました。当日はみなさんに楽しんでいただければと思います。

 

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